「CNF」とはセルロースナノファイバーの略で、直径が数百ナノメートル以下になるように微細化した食物繊維です。植物由来のため環境負荷が小さく、軽量で強度が強いため様々な素材の補強材として研究開発がなされている新しい素材です。
CNF(セルロースナノファイバー)の顕微写真
しっくいは主成分の消石灰が乾燥時に収縮する特性があるため、表面にひび割れが生じないように「スサ」と呼ばれる10~20mm程度の繊維(一般的には麻繊維や化学繊維)が配合されています。しかし、それでも下地の状態や施工の具合で乾燥時にヘアクラック(微小なひび割れ)が発生してしまうことがありました。
そこで田中石灰工業ではCNFの強度に着眼し、ヘアクラックを軽減するためにCNFをしっくいに配合する研究を重ねてきました。そして高知県と共同でCNFの繊維径、繊維長、配合率などの研究を進め、この度、業界で初めてCNF配合のしっくい「練りたなか壁」を発売することになりました。
※上記画像は仕上がりの違いを分かりやすくするため、通常の4倍に相当する6mm厚で塗り付け、あえてクラックが発生する状況にしたものです。
田中石灰工業の既調合しっくい「たなか壁」にCNFを配合し、工場で水練りした新商品。
【練りたなか壁の優れた特徴】
田中石灰工業の「タナクリーム1日仕上げ」にCNFを配合した新商品。
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